壁打ち

感想、考察、日記、メモ等

20230811(ピクミン4、クリア後やり込み、1ファンと2ファン、世界観の話)

ネタバレです。

 

 

 

 

 

 

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葉っぱ仙人の挑戦状、全クリしました(メダルは銅と銀ですが…)。

後回しでゆっくりやろうと思ってたけど、オニヨンがあるとなれば話は別なので嫌にならない程度にコツコツと進めた。

漆ダン(ベビとダニを潰しまくるやつ)だけは攻略見ました。直当てするよりとにかく食われる前に呼び戻して広範囲にバラ撒くみたいな感じでやっとできた。運だな~

仙人のラストがちょっとエモかった。

 

 

無事全員増やせるようになったし葉っぱ人も全員救助したので、あとは100%とサブ埋め、図鑑とか読んだりてとこです。

個人的にちょうどいい尺でよかったし、気に入った人はいくらでもスコア詰めることができるんじゃないかなと思います。

 

 

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開発者インタビュー読んで思ったのは、1のファンと2のファンが断絶してるような雰囲気を感じたこと。

www.nintendo.co.jp

 

どっちも好きな人もけっこういるはず。だけど、やっぱりどちら好みかで分かれるものだと思う(それが良い悪いの話でなく)。

それでも開発者の方々は気をもんだのだろうか。

ピクミンファンってフロムゲーマーくらいこだわりの強いイメージがあるので(個人の感想)色々言われたんだろうか……

 

 

時間制限とか「ダンドリ」の話が違いとして取り上げられがちだけど、個人的には2の洞窟特有の「初見殺し、だまし討ち」的な構造もある気がしている。

 

1なら敵が一掃できれば、とりあえず数日間は復活しないという保証がされていて、その前提でマルチタスクをこなす感じなので、当然作業中のピクミンはその場に置いて別の場所に移動することになる。

一方で2は敵がいないと思われる場所でも、「モノを動かす」ことがトリガーになる罠(バクダンや敵が落下したり)が多めだった。なので1のようにピクミンを置いて他所に行ってしまうと危険で、ある程度まではピクミンを見守ってなければいけない。

 

初見殺し要素は1でもあるけど、1のそれは原生生物や地形に対する試行錯誤で、頭を使って日数短縮するような感じなので、2の「びっくり要素」的な感じとは毛色も違う。

 

 

小中学生だった僕は日数制限がないのと、マルチタスクよりシングルタスクで慎重派なので2の方がプレイしやすかった、というか「できた!」という喜びが強かった。

1や2のチャレンジモード(だっけ?)等の、ダンドリ系や覚えて最短を目指すタイプが好みの人はそちらの方が好きだったのかも。

 

 

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4はどちらの層も面白いと思える要素が含まれていて、けれどももう一方の「自分が苦手、あまり魅力でない要素」の方もそれなりにこなす必要があったり。

そこを操作性の便利度や救済措置(ディンゴ、ヒカリピクミンのタネ……僕は結局未使用です。どこかで試してみようか……)で補ったり。

 

 

僕はあまりにピクミンシリーズ触りすぎてるので「はじめてピクミンをプレイする人」についてはどんな感じなのかイメージできません。

4に興味があるなら4からプレイすればいいと思う。けど、最終的に全シリーズ踏破したい人は4から始めると、のちのち初期シリーズの操作性にとまどってストレスを感じるかも。オッチン強すぎるし

 

ピクミンとオッチンの可愛さを味わいながらゲームを楽しむ余裕があったので、僕はとても楽しかったです。オッチン置き去りルートじゃなくて本当によかった。

 

 

 

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今作はとにかく人間?が多く、読むところがたくさんある。あとで息抜きにまとめて読むタイプなので、まだ見てない所も多々……

各々調査団だったり観光客だったりするけど、思わぬ人物から全く関係なさそうな人の名前が出たりするので、遭難者が一通り出揃ってから話しかけた方が面白いかも。

 

 

考察も色々できる。1とかはくわしい所は言及されていないが、今作は割と背景がしっかり明言されている方だなと思った。

 

重要な話はレスキュー心得に書かれていて、

隊員はそれぞれの星出身であるが、少なくともシェパード家と宇宙犬は4の舞台である地球(に類似した星?)がルーツであると思われる。

ストーリーを進めるごとに隊長の日記と「シェパード全史」が読めるようになっている…多分(僕はだいぶ進めてから一気読みしたので多分全部揃った状態で読みました。読むのめんどくさがってすまん)。

 

かつての故郷を手放して愛犬と別の惑星に移住したこと、宇宙の向こうには「青く美しい惑星」があると代々伝えられていたことなどが記されており、現99代目シェパード隊長は自身のルーツの星に辿り着いた……ということ。おそらくは。

 

(隊長がやたらとレスキュー心得に目を通すことを助言する、ショトカ登録とか要らないであろうタイミングでも提示してくるので、プレイヤーに対して「これ読んどいて!」というさりげない伏線というか誘導だったのかも)

 

 

デカい犬のことについても、オッチンやモスのルーツであるという趣旨が(オリマーの図鑑コメで)語られていたので、初代隊長の犬も同じ起源だと思う。

星に適応したモスのように遺伝子的な交配もあるだろうし、“宇宙犬”のすべてがそうともいいきれないが…

 

ということで、今作は割とはっきり「地球と、他の惑星に移住した元人間です」というテイストだったと思います。

廃墟ゲーとかやってるとよくあるけど、「まるでさっきまで人がいたかのような状態で残されている風景」って、事故や避難のイメージが強くてちょっと不気味な…というか不安な感じがしてよかったです。(不謹慎な感覚かもしれないけど)

カービィディスカバリーとかも、ちょっとそういう雰囲気あった(製作は違えども)。

 

 

 

 

子どもの時はオリマー視点だったから、ピクミンが死ぬと罪悪感があった。

そういう罪悪感が薄れたのは、自分がどちらかといえば社会におけるピクミンの存在に近いと知ってしまったからかもしれない。

以上です。