壁打ち

感想、考察、日記、メモ等

20231108(ゲーム『Pokémon LEGENDS アルセウス』一周目クリア後感想)

一か月弱、アルセウス一周目クリアしました。面白かった。

※ネタバレを含みます。

 

 

 

 

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・物語、キャラクター描写について

ゲームシステム的に今までのポケモンより向いてそうで気になってたのですが(飽き性なので従来のターン制バトルで完走できなかったり)

発売当初に色々言われてるのをなんとなーく覚えていたので、その辺自分はどうかなと心配でもあった。

 

 

最終的に色々言われてる部分も見たうえで、自分はまあポケモンシリーズならこんなもんかなという感想です。

「昔の時代の話」という部分からも、比較的シリーズ前期ポケモンが多め?な感じからも、キャラクターの思考やストーリー展開がちょっとパターン的というか良くも悪くも昔のポケモンっぽい…気がした。個人的なおぼろげ記憶だけど……

 

↓こっちにも少し書いてます。

blue-442385.hateblo.jp

 

 

展開は昔の作品(ポケモンに限らず、ゲームのシナリオでよくある王道)っぽい。

 

序盤は主人公が信用されなくて徐々に戦って信頼を得たが、ある出来事をきっかけに事態が反転する。しかし共に戦った仲間は自分を信用して助力してくれて、最後は汚名も晴れ受け入れられる。

 

「近代社会のポケモンの扱われ方」を知ってるプレイヤーが、最新のグラフィックで再現されたシナリオを見ると、生々しい人間の嫌な部分が引き立つというか……

「リアルすぎる」んだと思う。ゲームの中のお話、と割り切れなくなる。

 

 

僕個人は帰属意識が薄いので、

調査隊装束も序盤しか着なかった(どこにも所属したくないので)し、村が発展して人が増えるほどむしろ「自分という存在はここらで潮時かな」と村を出たくなってしまうのですが、

そういう人間性もあり、あまりショックではなかった。

 

というか、そういう話は既に序盤でしてたな……(ワドルディ村の話)。

blue-442385.hateblo.jp

 

 

村の存亡がかかったら上に立つ人間や住人達も警戒するのは当然のことだ。

主人公の素性が知れないというのがやはり一番の強みであり、弱みでもある。

 

僕はそれを理解するまで人生にくたびれた大人なのでそう言えますが、主人公はまだ中高生…。やっぱり、ここまで貢献してきた人間を切るのはちょっと厳しい気もする。

 

まあ、終わりよければ……ということで。

 

 

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好きなキャラ。シマボシ隊長とオマツさん。淡々としているので……

シマボシ隊長は身を案じる、というほど明確な形ではないにしても主人公をちゃんと見てる感じがするし、ギャップもいいですよね。(虫の件)

 

基本的にこのゲーム、ギャップでキャラを引き立てている(意地悪な言い方をすると、ギャップでその場の空気を和ませたり多面性を出そうとしてくる)。

 

 

デンボク団長とムベさんの関係性はめちゃくちゃ好きですが、新天地に乗り込むにはちょっと排他的保守思想かなと思います。

厳しい環境がそうさせるのか、いにしえの村社会から醸成された思考なのか。

 

 

(北の果てが自由でおおらかな地な訳ではない。

色んな意味で冷めてるから出て行けとは言わないが「別に、帰ってもらってもいいんですよ。自力でお帰りいただくことになりますが」とは、言う。

※一個人(道民)の感想です。)

 

 

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・戦闘、難易度、システム面について

ゲーム性については、アクションやらないポケモンシリーズプレイヤーに厳しくないか?!(特にキング戦)とも感じましたが、救済措置を設けているのでよしとしたのだろうか。

ピクミン4の時も感じたが、最近は「ゲーム難易度はそこそこ高めで作って、補助機能や救済措置を用意することでガチ勢もエンジョイ勢もプレイできるように」という方向性になってるのかもしれない。

 

 

あと、近年の任天堂は3Dアクションのボス戦でちっちゃい円状の波動出すの好きだよね。地味に回避が難しくてめんどいやつ。

 

 

こういうの。※カービィディスカバリーのトレーラー映像より

 

カービィだけじゃなく、ピクミン4でもアルセウスでも出てきたからある程度のバトル的トレンドがありそう……開発は違えども。

 

 

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ボス以外の戦闘や道中の場面。個人的に道中がパターン化(レベリングと捕まえづらいポケモンにイライラ…)して飽きるというトラウマがありましたが……

 

久々のポケモン、だいぶプレイしやすさが上がっていてストレスなくできました。

(ウエンディとマルマインのキング戦はちょっとキレた)

 

昔からとくこう/とくぼう的なのが苦手だったのと、性格とか個体値とかない時代で遊んでたのでちゃんと理解できるだろうか……という懸念があったけども、

技の相性や物理/特殊の違いは戦闘時に確認できるのがすごくよかった。

がんばりの砂とかで能力値を上乗せすることもできるし、採取でレベルも上がるので苦行のレベリング感が少ない。

 

 

捕獲しづらいポケモンは相変わらず逃がしたりも多いけど、

不意を突いたりむしくいぼんぐりでポケモンの警戒度を下げたりと、色々手段があってやりやすくなった。

 

何より不意打ちで出てこられるのではなく、遠くからポケモンを発見→慎重に対策して捕獲する、ということが可能になったのは嬉しい。

今作はついに自力でケーシィを捕まえられたのが、ちょっと感慨深い。

(隊長の部屋でケーシィをみるなり「うげ!」となる程度には、幼少期の心の傷が…)

 

 

最近のポケモンだと技覚えも自由にチェンジできて便利だね。

取り返しがつかない要素への恐怖感が強い身としては、いつでも技構成を変更できるのはありがたい。

そういう融通の利く感じが、心理的負荷にならず……楽しいと感じながら遊べました。

 

 

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今後はサブ任務こなしつつ、裏ボスとか進めていきます。飽きるまで……

(図鑑完成できるかはちょっと自信ない)

 

 

そんな感じでした。