壁打ち

感想、考察、日記、メモ等

20230505(煽り系定型文ツリーにリンク有のツイート)

20230505(煽り系定型文ツリーにリンク有のツイート)

 

【概要】

・自分のいつも使っている店に、たまたまキャンペーンが重なり普段とは違う客層に押し出される形となった。自分が常連なのにお前らは何も知らずにこんな(身分不相応の場所に来て)馬鹿じゃないか。という感じの内容。

自分はこの店を利用するにふさわしいが、何も知らない新規客(しかも知識の足りない馬鹿な客)のくせに、わたくしを押し出しているんじゃないよ。というニュアンス。

 

ツリーにはちゃっかり自分の子どもが参加した(とされている)何らかのイベントリンク。多分これが本筋で、ツイートはあくまでもその足掛かりでしょうね。そのリンクされたイベント、その店を利用している人、何より広告として利用されたご家族の方の印象まで悪くする定型文バッドプロモーション、お見事でした。

 

店側のキャンペーンで普段の環境が破壊される…というのは古今東西いつでもあることなので、起こったかどうかもわからない出来事ですがそれについては真偽すら重要ではないでしょう。それくらいありふれた日常。

 

 

この定型文に一点、罠として光る部分があるとすれば「より多様な境遇の人間をひっかける」ことに長けていたこと。

 

対ツイッタラー:「〇〇は△△」という、数日前にバズったフレーズを織り込む。既にバズっているので拡散力がある、虎の威を借る狐な技。(API関連で数は減っただろうが)スパム系も単語を拾うのでスパムの拡散力に便乗もできる。

対インターネット古参:昔からあるインターネット慣用句の使用。人間は年を取ると自分の見知ったものに対して興味を惹かれやすい(と思う)。多分十数年前に流行ったフレーズだと思う。

対労働者:連休という「個々の生活の差異」を見せつけられやすい時期に、「こっちは労働で疲れた体を癒すことすらできないのか」という憤りを促す。

対独身:「子ども連れ」「母子」のキーワードを埋め込み、日々独身者が晒されやすい痛い所を突く。ちなみに序盤しか読んでいないと主は独身ブラック労働者風の話し方だが、続きを読むと家族連れであることがわかる。早とちりしてしまうタイプの人間をハメやすい。

対某店舗利用者:話の内容はともかく、この店でこういうキャンペーンがあったとか、私のところはこうだったとか、店舗名を利用してその客層をひっかける。悪意のない人が、あくまでも自分の話したい事のきっかけ程度にRTしてしまう場合がある。

対家族連れ:上記の「独身ブラック労働者風の話し方」で、攻撃が向けられているという不安や怒りを煽る。「ブルジョワ家族(〇〇あげるから、というマウントフレーズの使用)」「平凡家族」「貧困家族(無料の~)」という、あらゆる家族形態をカバーして内紛を引き起こさせる。

対格式賛美/抵抗者:ブランド、名声系に対し過度に賛美または卑下の精神を持っている人々に対する侮辱。また、「そのブランドを知らないこと」に対する侮辱。つまりすべての人間を対象にできる。

クソリプ勢:上記のような内容を詰め込んでいるので、破綻しているように感じる部分が多い。ツッコミどころもたくさんあるが、そこにリプライをする結果アクセスの多いツイートとなってしまう。

対お気持ち勢:特に何もしなくても、バズればついてくる。お気持ち勢はアクセスを避けるためRTを控える傾向にあるが、(特に上記の特性・立場を併せ持っていた場合)「主」へのヘイトが溜まるのでRTしてしまう場合がある。

 

 

マニュアル化されているかのような文章。そのうちAIに書かせられる気もするが、叡智をそんな汚らしい目的のために使うのは野蛮に過ぎる。

 

 

【所感】

最近の、情報に踊らされる人々を衆愚扱いする部分は僕も似たような部分があるので、気を付けようと思っている。

そういう時は大抵「私は知っているが、彼らは知らない」等、知識や力や年齢による差異がある。そして(無意識に)自分が優位に立っている前提で話を進めている。

それは驕りであり、人間一人一人の中に異なる世界観が存在することを想像できない(もしくは、敢えてしない)ということを示す。

 

そして上記のように概要・所感をまとめる僕もまた、第三者的視点に立っているという驕りがある。そして「敢えて気に障るような書き方」もしている。

(だからtwitterやよその記事ではこういう書き方はしない。ここは「何でも書く」場所と決めているからこそできる、読んだ人を不快にする害悪文章である。)

 

 

もし言葉通りに内容を受け取って善良な応答をするならば、「そう、それは大変だったね。あなたは自分の居場所を侵害されたんだね。」と言う。しかし肯定はしない。

それは僕が見た光景ではないし、僕が感じた感情じゃない。

 

もし言葉通りに内容を受け取って憤るならば、「こいつも他者に土足で干渉して気色悪いし、自分を含めた人類が早く滅ぶように祈っています」という感じです。

なぜ全人類なのかは、僕が他者の評価や判断に劣っているため全てを平等に排除するしかないからです。

 

 

良い煽り定型文を書き積み重ねることで、金銭と引き換えに心身ともに腐らせていくのでしょうか。現代社会は金がないと死なので、仕方のないことですね。

イベントも有名になるといいですね、担当者に苦情の電話が殺到して仕事にならないとかになったら困るだろうけど。

 

 

こういう風に文章を書いてみましたが、どうですか。

僕は腐ったゴミなので、書いていることは信用しない方がいいです。