壁打ち

感想、考察、日記、メモ等

20231129(ちいかわ島編のラスト、業)

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この記事冒頭の「ちいかわ島編」についての続き。

※ネタバレを含みます

 

 

 

 

前回「永遠の命で生き続けることは、永遠に死に続けている」と書きましたが、

電池を外すことで意識を失える分、他の不死パターンよりマシかもしれないと思った。

 

 

結末読みましたが、僕はこの終わり方が最善の「収まるべき場所に収まった」感がすごくていいなーと思いました。

 

・ちいかわ達外部のやつは、元の世界に戻ることができた。

・無実の罪の疑いをかけられていた島民たちは、人魚たちに脅かされることはなくなった。最強の島二郎とも仲良くなった。

・島二郎は島民に安全な存在と証明でき、貝汁屋も知ってもらえた。鳥がみつかった。

・葉っぱの二人はちいかわ達外部のやつと関わることで、半ば強制的ではあるものの島から出る覚悟ができた。

・セイレーンと人魚たちは犯人を特定できた。

 

個人的に「目には目を、歯には歯を」的な因果や応酬、業を信じているので

葉っぱの事故は災難だったけれども、そこから取ったアクションがこの流れになるのは逃れられないと思った。

そうなると因果の源流はどこなのか、と返されるかもしれませんが……鶏か卵か問題だと少なくとも僕は感じます。

 

 

(あとこれは完璧に憶測なのですが、「突然」現れたセイレーンは「あのこ」系の元島民なのではないだろうか。

人魚たちは虫っぽい討伐対象モンスター顔で生存本能こそあれ、本人たちの意思というのは希薄な感じがするのに対し、

セイレーンは容姿やサイズ感があの子系統っぽくて「ちいかわ及び島民の起こしうる”悪意、欲望”」を理解している感じがある。それはセイレーン自身が元々ちいかわな島民だったからでは…

※ちいかわ族からでかつよ進化するタイプの奴(「あの子」、シーサーが出くわしたカフェ店員の暴走)はこの世への絶望からでかつよ化する気がする……悪意に敏感というか。

 

 

 

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永遠の命を得た葉っぱの二人は、新たな地に逃亡する。しかしそれを追うような人魚たちの影が……というところで終わりましたが

 

多分捕まるでしょうね。

 

「オリに入れて なんかずっとくらいとこ」

 

ジョジョとか読んでると実感があるかもしれないですが「意識がある状態で、死ねずにずっと意識がそこに縛り付けられる」というのは、もしかしたら死より残酷かもしれません。

(ちいかわシリーズでも黒い流れ星の無限ループ回や悪夢回などからみて、ナガノさんの好きな地獄なんだろうか)

 

 

ただ今回の場合、動力源(単三電池)が切れれば一時的にでも意識は切れるようなので、自力で電池を外せるなら外して自決もできるかもしれない。そもそも電池が有限なら勝手に切れるだろうし。

 

Q.電池はあくまでも肉体を動かすためで、意識はあるんだったら?

→A.終わりです。

(ただそれなら単三電池抜けばオリに入れる必要ないのではというのもある)

 

 

ケツに電池はめるとこがあるなら自力で簡単に着脱はできないし、「カラダピッタリのオリに入れて」とも言ってるので(7/24)

関節を外すとか腕をもいで棒にして叩いたりするしかないかも。

 

そういうことを寝る前とかに考えていました(考えるな)。

 

 

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「理屈がはっきりした過程や解決方法で長編が終わる」→コラボだ!という予想だったのですが(島二郎登場でその自説が揺らぐも、マジで単三電池前くらいまではコラボをどこかで疑っていた)

 

さすがにこの長尺とナガノさん特有の「苦」の描写から、コラボではなかったのだなーと思いました。

 

もしくは観光業界とか人魚に関するコンテンツとのコラボだったのが、何らかの理由でポシャったとか……

ポシャ後なら好きなように描けるし……(疑い深くてすみません)

 

 

 

 

執筆おつかれさまでした。よかったです、特にやっぱり後半の”業”が…………